Last modified: Wed May 19 2004

事件のあらまし

事件について簡単にまとめます。

事件の概要

金子氏は、Freenetなど匿名でファイルをやり取りできるソフトではこれまで難しいとされていた効率性を飛躍的に向上させたソフト(Winny:ウィニー)を実験的に開発しました。このソフトはインターネット上でP2P型と呼ばれるネットワークを形成し、特定の管理者不在のまま匿名でファイルのやり取りを効率よく行います。あくまで研究用であり、使い方なども専門家しか分からないようなものであったのですが、性能のよさから、使い方を説明するウェブサイトや書籍があらわれ、瞬く間に利用者が広がっていきました。

違法ファイルの問題については、早い段階から違法ファイル禁止の呼びかけや、説明書での注意書きがありました。しかし、一部のユーザーがWinnyの機能を悪用し、また一部の書籍が悪用を推奨・助長し、ネットワーク上で違法なソフトウエアや映画や音楽などのデータをやりとりする事例がみられるようになりました。この状況を問題視した著作権管理団体などが、徹底的に違法ユーザーの調査を行ってきました。そして昨年末、違法にファイルをやり取りしたとして、2人のユーザーが京都府警に逮捕(著作権法違反容疑)されました。

その2人の逮捕から半年後の5月10日、「Winnyを開発したことにより見ず知らずの2人の違法行為を手助けした」として金子氏が京都府警に逮捕(著作権法違反幇助容疑)されました。 この京都府警による金子氏の逮捕は、恣意的な判断以外に客観的逮捕理由がありません。 この不当逮捕については、別のページで主張いたします。

開発開始から現在まで

2002年

2003年

2004年

逮捕

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